明治天皇 名言 25選

天皇陛下・神・宗教家

1.

よその国そしるをきけばわが国の おのがおこなひかへりみられぬ
(他国の欠点や批判を耳にしたときは、それをただ笑うのではなく、翻って我が国や自分自身の行動に悪いところがないかを深く反省する機会とせねばならないという、自己省察の教え。)

明治天皇

2.

目に見えぬ神にむかひて恥ざるは 人の心のまことなりけり
(誰も見ていないところであっても、神仏に対して決して恥じることのない清らかで誠実な心を持つことこそが、人間の本当の「誠(まこと)」である。)

明治天皇

3.

敷島の大和心の一筋に いそしむ人ぞたふとかりける
(日本伝統の気高い心を忘れず、私欲に走ることなく、ただひたむきに自分のなすべき仕事や学問に励む人の姿こそ、何よりも尊く美しい。)

明治天皇

4.

さしのぼる朝日のごとくさはやかに もまほしきは心なりけり
(東の空から力強く昇る朝日のように、いささかの曇りもなく、常に爽やかで清々しい心を持って毎日を生きていきたいものだ。)

明治天皇

5.

器には従ひながらいはがねも 通すは水のちからなりけり
(水は入れる器に合わせて柔軟に形を変えるが、時には固い岩をも穿つ力を持つ。人間も柔軟な態度を持ちつつ、内に強い意志を秘めるべきだ。)

明治天皇

6.

我が心いかにならむと思ふかな 世の人のうえに事のあるとき
(世の中に困難な出来事や災難が起きたとき、他人の苦しみを我がこととして捉え、自分の心はそれに対してどうあるべきかと深く心を痛め寄り添うこと。)

明治天皇

7.

怠らず行かば千里の果ても見む 牛の歩みのあゆみなりとも
(歩みの遅い牛のような歩みであっても、決して諦めず、毎日たゆまずに努力を積み重ねていけば、やがてはるか遠い千里のゴールにも到達できる。)

明治天皇

8.

千早振る神のまもりを頼むにも まずわが心かへりみよかし
(神仏の加護を祈り頼る前に、まずは自分自身の行動や心構えに非がないか、やるべきことを尽くしているかを厳しく省みることが先決である。)

明治天皇

9.

古きをおきて新しきをも知るなへに 道にたがはぬ心をもたむ
(古くから伝わる伝統や良い習慣を守りながら、新しい知識や技術も取り入れ、時代の変化の中でも人道を踏み外さない正しい心を持ち続けたい。)

明治天皇

10.

世のなかの人の司となる人の 身のおこなひよ厳しからなん
(人の上に立ち、指導者やリーダーとなる者は、他人に厳しくするよりもまず、自らの行動や規律を誰よりも厳しく律しなければならない。)

明治天皇

11.

國のためあだなす仇は砕くとも いつくしみをも忘るなよ人類
(たとえ正義のために戦い、立ち塞がる困難や敵を打ち破ることがあったとしても、心の根底にある人間への慈しみや思いやりの感情を忘れてはならない。)

明治天皇

12.

あまたの人のうへに立たむおのづから 身をまもるべき道ぞおほかる
(多くの人々を率いる立場にある者は、自分の軽率な行動が周囲に多大な影響を与えることを自覚し、自らの身を慎むべき道が数多くあることを知らねばならない。)

明治天皇

13.

我が國は地をひらきてより一筋に いそしむことを教へ来にけり
(我が国は建国以来、一歩一歩地道に、そしてひたむきに働くことの大切さを人々に教え、伝え続けてきたのである。)

明治天皇

14.

我が國の教への道はあまたあれど みなまことより出づるなりけり
(世の中には様々な教えや道徳、学問の流派があるが、それらの根底にあるものはすべて、人を思いやる嘘偽りのない「誠の心」から出発している。)

明治天皇

15.

ふきとほす風の心をもたずして 世の人のうえに立たむとすなよ
(一切の偏見や濁りがなく、どこまでも吹き抜ける澄んだ風のような心を持たない者は、軽々しく人の上に立とうとするべきではない。)

明治天皇

16.

よきをとり悪きを捨てて外国に おくれをとらぬ國と成さなむ
(諸外国の優れた文化や技術は積極的に取り入れ、悪弊は排除していくことで、世界に引けを取らない立派な国を築き上げていこう。)

明治天皇

17.

入りがたき道に入りてもおこたるな 学びの窓のともしびの影
(たとえ修めることが非常に難しい学問や技術の道に進んだとしても、夜遅くまで机を照らす灯火のように、決して努力を怠ってはならない。)

明治天皇

18.

水はおのが器に従ひ流るれど 心の底の清きをば保て
(環境や時代の変化に応じて柔軟に適応していくことは大切だが、自分自身の心の奥底にある清らかな信念や倫理観だけは、決して汚さずに保ち続けなさい。)

明治天皇

19.

ともすれば安きにつきて怠るは 人の心の本性なりけり
(人間は放っておくともすれば楽な方へと流れ、努力を怠ってしまう弱い本性を持っている。だからこそ、常に自らを戒める必要がある。)

明治天皇

20.

いかならむ時にあふとも国民の おくるることをおもはざらなむ
(どれほど時代の荒波が押し寄せ、困難な状況に直面したとしても、国民全体の幸福や発展が他国に後れを取ることのないよう、常に心を砕いていたい。)

明治天皇

21.

世のなかの人の心もともにして おなじ道にぞ進まほしけれ
(社会を構成する人々が互いに心を一つに合わせ、協力し合いながら、共存共栄の同じ正しい道へと向かって歩んでいきたいものである。)

明治天皇

22.

家を治め身を修むるの道なくば いかでか天下を治め得べき
(自分自身の身を律し、身近な家庭を円満に治めることすらできない者に、どうして社会の大きな仕事や天下の大事を成し遂げることができようか。)

明治天皇

23.

浅からぬ恵みの露をうけながら などか報いむと思はざるべき
(周囲の人々や社会、自然から計り知れない多くの恩恵を受けて生きているにもかかわらず、どうしてその恩に報いようと感謝の心を持たずにいられようか。)

明治天皇

24.

何事も初心を忘るな世の中に おこなふ道のはじめなりけり
(物事を始めたばかりの、あの謙虚で純粋な「初心」を忘れないことこそが、人生のいかなる道を歩む上でも最も重要な基本である。)

明治天皇

25.

敷島の大和しま根の安泰を 祈る我が身のつとめなりけり
(この国の平和と人々の穏やかな暮らしが永遠に続くよう、私利私欲を捨ててただ一心に祈り続けることこそが、私に課せられた生涯の務めである。)

明治天皇